光回線やモバイルWiFiを契約しようと考えているときに「プロバイダ」という言葉を聞くことが多いですよね。
今回はプロバイダという言葉を聞いたことがないインターネット初心者の方にも分かりやすいように、インターネットとプロバイダについて解説していきます。
こんな方におすすめ
- プロバイダって何?
- プロバイダにも種類がある?
- インターネットとプロバイダの違いが分からない
このような方はぜひ今回の記事をご覧ください!
プロバイダとは?
プロバイダとは、回線をインターネットにつなげる役割があります。
仮に自宅にフレッツ光を開通させたとしても、自宅でインターネットにつなげるためには、プロバイダと契約しなければいけません。
つまりインターネットにつなげるには、ネット回線とプロバイダのどちらも契約しなければいけないということです。
インターネット回線について
インターネット回線は、開通工事が必要な固定回線と、持ち運び可能で工事不要のモバイル回線に分けられます。
それぞれの代表的なネット回線は以下になります。
固定回線
- 光回線
- ADSL(VDSL)
- CATV(ケーブルテレビ)
モバイル回線
- WiMAX2+
- モバイルWiFi
ここからは、それぞれ解説していきます。
光回線とは
光回線は、現在主流の固定回線でADSLやCATV、モバイル回線などと比べても通信速度が速いという特徴があります。
光回線には下記のような種類があります。
光回線の種類
- フレッツ光(光コラボレーション)
- auひかり
- NURO光
- 電力会社のインターネット回線
フレッツ光(光コラボレーション)
フレッツ光(光コラボレーション)は、2020年4月現在、日本でトップシェアを誇っています。
また、ドコモ光やソフトバンク光は、フレッツ光の回線を利用して提供している光コラボレーションなので、回線品質などはフレッツ光と変わりません。
光コラボレーションの種類は非常に多く、2020年4月現在で600種類以上あります。
ドコモ光を利用しているとドコモスマホの月額料金が安くなるなどのメリットがあるので、光コラボレーションの人気は高くなっています。
auひかり
auひかりはKDDIが運営する独自の光回線です。
光コラボレーションと思われがちですが、独自の光回線なので、光コラボレーションではありません。
auひかりは光コラボレーションではありませんが、auスマホとのセット割引や格安SIMとのセット割引があるため、人気が高くなっています。
また、独自の光回線で通信品質が良いため、光コラボレーションよりも速い通信速度が出やすい光回線です。
auひかりについては下記の記事で詳しく解説しているので、こちらを参考にしてください。
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NURO光
NURO光はSony系列のソニーネットワークコミュニケーションズが運営する独自の光回線です。
最大通信速度は10Gbpsなので、速い光回線を探している人におすすめの光回線ですが、2020年4月現在でも対応エリアが「北海道・関東・東海・関西・九州」しかないというデメリットもあります。
最大通信速度が10Gbpsというだけでなく、auひかりと同じく独自の光回線なので、速い通信速度が出やすくなっています。
NURO光については下記の記事で詳しく解説しているので、こちらを参考にしてください。
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電力会社のインターネット回線
地方にある電力会社も、それぞれ独自の光回線を提供しています。
すべての電力会社が光回線を提供しているわけではありませんが、提供している場合は、電力会社とのセット割引があるため魅力的な光回線です。
光回線を提供している電力会社は以下になります。
電力会社が提供する光回線
- 中部電力:コミュファ光
- 関西電力:eo光
- 中国電力:メガエッグ光
- 四国電力:ピカラ光
- 九州電力:BBIQひかり
また、電力会社が提供する光回線も、auひかりやNURO光と同じように、独自の光回線なので速い通信速度が出やすくなっています。
ADSL(VDSL)
ADSLは、電話回線を使用したインターネット回線です。
光回線が普及する前はADSLが一般的でしたが、ADSLは通信速度が1Mbps~50Mbps程度で、光回線は100Mbps以上出ることが当たり前なので光回線が人気になりました。
VDSLは電話回線を使用した光回線で、マンションで導入されることが多くなっています。
また、ADSLは縮小傾向にあり、フレッツ光を提供するNTTでも2023年にはADSLの提供を終了します。
なので、これからインターネット回線を使っていく場合はADSL以外で考えたほうが良いでしょう。
CATV(ケーブルテレビ)
CATVはケーブルテレビ回線を使ったインターネット回線です。
ケーブルテレビ回線を使ったCATVは、速い通信速度を出そうと思うと高い月額料金が発生することが多くなっています。
CATVで有名なJcomは高い月額料金が発生するものの、通信速度は光回線より遅くなるので、インターネットメインで考える場合はCATVはおすすめしません。
CATVで有名なJcomについては下記の記事で詳しく解説しているので、こちらを参考にしてください。
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WiMAX2+
モバイル回線としてひと括りにされることも多いWiMAX2+ですが、基本的な特徴は変わりません。
WiMAX2+はモバイル回線なので、持ち運びが可能で工事をする必要がない、UQモバイルコミュニケーションズが提供する独自の回線です。
徐々に対応エリアが広がっていて、2020年4月現在では主要都市のほとんどで利用できます。
ですが、WiMAX2+は地下や障害物が多い場合は電波がつながりにくいというデメリットもあります。
WiMAX2+については下記の記事で詳しく解説しているのでこちらを参考にしてください。
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モバイルWiFi
モバイルWiFiは、WiMAX2+系以外の持ち運び可能なモバイル回線のことを言います。
格安SIMを購入してルーターに挿入して使ったり、クラウドSIMを利用した月間データ容量完全無制限のモバイルWiFiが最近の主流です。
どちらの場合もLTE回線を使用しているので、通信エリアが広く日本全国で使えます。
ただし、格安SIMやクラウドSIMの場合はドコモ、au、ソフトバンクから回線をレンタルしていることが多いので通信速度は遅くなりがちです。
通信速度が速いモバイルWiFiとなると、ドコモやau、ソフトバンクが提供するものが良いでしょうが、月額料金が高くなりますし使えるデータ容量が限られているというデメリットもあります。
プロバイダ込みの回線がおすすめ
ここまでプロバイダやインターネット回線について解説をしてきました。
インターネット回線を契約しただけではインターネットにつながらないので、プロバイダも契約しないといけないということは分かっていただけたかと思います。
ですが、インターネットにつなげたい場合は、わざわざ2つ契約をしなければいけないものよりも、プロバイダ込みのインターネット回線をおすすめします。
プロバイダ込みの回線をおすすめする理由
プロバイダ込みの回線をおすすめする理由
- 支払いを1つにまとめられる
- 契約時や解約時に1つの手続きで完了する
プロバイダ込みの回線をおすすめする理由は上記2つです。
インターネット回線とプロバイダが別の場合は、支払いが2つに分かれるので、引き落とし日が違う可能性もあります。
また、インターネット回線を申し込んでからプロバイダに申し込む必要があったり、インターネット回線を解約してからプロバイダも解約する必要があるなど、二度手間になることが多いのです。
契約はネットからの申し込みなので簡単ですが、解約の場合は電話が必須になることも多く、面倒だと感じる人も多いでしょう。
なので、これから申し込みを行う人は、最初からプロバイダ込みのインターネット回線に申し込むことをおすすめします。
プロバイダ込みのおすすめ回線:NURO光
NURO光はプロバイダ込みで独自の光回線なので、通信速度が非常に速くなっています。
プロバイダが込みなので迷うこともありませんし、通信速度が速く月額料金も安いのでおすすめです。
NURO光の簡単な基本情報
- 月額料金4,743円(戸建てプラン)
- 工事費実質無料
- 最大45,000円のキャッシュバック
また最大45,000円キャッシュバックや工事費実質無料なので、契約しやすいというのもポイントです。
ただし、「北海道・関東・東海・関西・九州」でしか利用できなかったり、人気なので工事に時間がかかるというデメリットもあります。
プロバイダ込みのおすすめ回線:auひかり
auひかりもプロバイダ込みで独自の光回線ですし、通信速度が速いのでおすすめです。
auひかりでは複数のプロバイダが選べますが、auひかりに申し込む段階で選べますし、月額料金にプロバイダ料金も入っています。
また、どのプロバイダを選んでも大差がないので選びやすいというのもポイントです。
auひかりの簡単な基本情報
- 月額料金5,100円(戸建てプラン)
- 工事費実質無料
- 最大115,000円のキャッシュバック
- 他社回線の解約金相当最大55,000円還元
auひかりは高額キャッシュバックを行っているだけでなく、他社の解約金も還元してくれるので、乗り換え先としてもおすすめです。
プロバイダ込みのおすすめ回線:GMOとくとくBB
GMOとくとくBBはWiMAX2+系プロバイダです。
なので、GMOとくとくBBに申し込みをするだけで、インターネット回線とプロバイダのどちらとも契約をすることになります。
WiMAX2+なので、モバイル回線の中では通信速度が速く、持ち運び可能で工事不要なので一人暮らしの場合でも使いやすいでしょう。
GMOとくとくBBの簡単な基本情報
- 月額料金3,609円~
- 最大31,500円キャッシュバック
- 全額返金保証付き
ただし、WiMAX2+系は「3日間で10GB」を超えると通信制限が発生してしまうので、インターネットをたくさん使うという人は光回線がおすすめです。
おわりに
今回はプロバイダとは何か初心者の方にも分かりやすく解説してきました。
プロバイダとは
- プロバイダはインターネットにつなげるときに必要
- インターネットを契約しただけではインターネットにつながらない
- インターネットとプロバイダがセットになったものがおすすめ
プロバイダについて初心者の方にも知っておいて欲しいことは上記3つです。
詳しく分からなくても、インターネット回線とプロバイダはどちらも契約が必要だということだけは覚えておいてください。
また、最近はインターネット回線とプロバイダがセットになったものが多いので、セットになったものを選ぶと支払いや契約時の手間が減るのでおすすめです。

1まお

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